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悪魔と淫美な世界へ

第3章 ~淫乱美女姉妹~

 
 
「…んっ…あっ‥‥」
 
 
 
熱い吐息と舌がいやらしく絡み合い‥ゆきは苦しいくらいに胸が高鳴った。
魁の手は器用にゆきのYシャツを脱がし、露わになった胸元に触れながら唇を寄せた…
 
 
 
「あっ‥‥はぁ‥‥」
 
 蒼空のぎこちない感じ とは違う…
 女の体を知り尽くした 様な慣れた感じの‥‥ 
 気持ちいいし‥好きな 人とするのは嬉しくて 幸せ…
 …だけど…
 
 …何かが足りない‥‥ 
 
 
魁の手は、太ももを伝いながらスカートの中に滑り込んでいき‥ゆきの身体はビクッと反応した… 
 
 
「いっ…」
 
「今すぐ良くしてやるか ら、少し我慢しろ」
 
 
 
そう言うと、止めることなく少し強引に触れ始めた。
 
鈍い痛みに、ゆきは顔を歪め涙を浮かべた。
 
 
 
「痛いっ…うっ‥‥」
 
 蒼空の時は‥あんなに 気持ち良かったのに… …なんで…?
 
 
「もう少し我慢しろ」
 
 
 
無理やり触れる度‥蒼空のとで感じていた身体は、潤いを失い痛みしか感じなくなっていった。
 
 
 
 こんな強引にっ…
 魁は‥エッチさえ出来 れば‥‥
 
 わかってた事だけど‥ 体よりも‥胸の奥が痛 い…
 
 
『ゆき先輩…好きだよ… 』
 
 
ふと‥蒼空に囁かれた甘い言葉が頭を過ぎり、ドキッとして身体が熱くなった。
 
 
 
「い‥いやっ…
 魁に触られたら痛いだ けっ…!」
 
 
 
爆発した様に、ゆきは涙を浮かべて思わず抵抗してしまった。
 
 
 
 あっ…
 わたし今‥‥
 
 
 
沈黙の中、気まずい空気が漂う…
 
 
 
「そうか…」
 
「あ…ごめんなさい‥わ たし‥‥」
 
「本当の事だろう?
 だが、まだお前を手放 したりしない
 
 焦らされる程‥お前の 処女が欲しくて欲しく て堪らなくなる
 その時は‥待たされた 分手加減しないからな ?」
 
 
 
魁はからかうような笑みを浮かべながら、ゆきを残して部屋を出て行った。
 
 
 わたし…何で魁に感じ ないのかわかったかも ‥‥
 
 
 わたしが望んでるもの …一番欲しいものは… ………
 
 
 
 
 
 
 
 
 ‥‥魁の愛―――‥‥ 
 
 
 
 
 
 
 

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