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ちょっとえっちな短篇集

第6章 第2校舎1階男子トイレ

ギィ…ガチャ…

重く錆びついた音を立てて男子トイレに入ってきたのは同じクラスの木下。

覗きこむみたいにキョロキョして、
俺を見つけてビクって怯えた。

まぁそうだよな、こんなとこ誰もいるなんて思わねーよ

「お前の水着と上履きそこあんぞ」

「…あ…ありが……あっ…」

二個目の個室を覗いて、
自分の荷物を見つけたんだろう。声を上げる。

持って出てきた水着はさっきのザーメンで汚れてた。

折角やさしくして教えてやったのにその目はなんだよ。
まさか俺が隠したとでも思ってるわけ?
思ってないだろうけど。

「来た時から置いてあったんだよ、ザーメンは俺の、紙なかったから」

嘘だ、紙なら使われてないのかしんなりしてたけど大量に置かれてた。

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