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ちょっとえっちな短篇集

第6章 第2校舎1階男子トイレ

顔と髪とにどろっとしたザーメンがかかって糸引いた。

さっき出したとこだからそんな多くねーけど。
でもこいつが帰りに困るくらいにはかかってる。

「うぇ…うう…っ…っ…」
そんな泣いててもさ、
パンツ脱いで男子トイレにいたらねぇ?
おまけにザーメンまみれだし。

「木下」
ビクッっと体が跳ねる。
恐る恐るって感じで上目遣いで俺の様子をうかがう。
その目が嫌いだ。

泣きながら顔にかかった液体を拭っていたみたいだけど
振り向いた顔はどろどろの酷いもので
こいつの顔見ながらヤレる自信はなかった。

あーこれでいっかな

「そこの便器のタンクに手ついてケツこっち向けろよ」

いつもあいつの私物が隠されてるトイレ、
お似合いだよ。

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