
ちょっとえっちな短篇集
第6章 第2校舎1階男子トイレ
狭い男子便所の個室に木下を押し込める。
ぐずぐず泣いてたけどうつむいて文句も言わないで便器を跨いだ。
制服も髪も顔もぐっちゃぐちゃ、
メガネ外したままだからよく見えてないのか、
うつろな目で俺を見てにへらっと媚びるみたいに笑った。
なにこいつこんなにされて文句も言わないで笑っちゃうとか
頭イかれてんじゃねーの?
誰も来ないから扉は開けたまんまだけど。
誰か来ても別にいっか
「痛いこと、しないでね…」
小さな声で言うと蓋を下ろした便器にまたがるように
足を開いて尻を俺に向ける。
めくりあげられた制服のスカートから伸びる足はやけに白くて、
大きな青あざがやけに目立った。
