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ちょっとえっちな短篇集

第7章 君と永久就職

オレにとってはこの席のほうが問題なわけで。

真ん中の列一番後ろ。
と場所的には全然問題ないんだけど
前の席の西原のおかげでちっとも授業に集中できない。
といっても授業を聞く気なんかこれぽっちもないんだけどな。

眼が覚めてふと見上げると最初に視界にはいるのが
西原の笑みだってのはなかなか不思議な気分だ。

て言うか前向けよ
何で後ろ向いてんだよ首でも寝違えたのかよ。
常に熟睡しているオレに言われたくもないと思うので言わねぇけどさ、

さっきもプリントを受け取るときにやけに指に触ってくるし
いい奴だけど変な奴だ。

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