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ちょっとえっちな短篇集

第7章 君と永久就職

「お前大学行くんだよな?頭いいし」

西原はろくに授業も聞いてないのに頭いい。
テスト前は俺につきっきりで勉強を教えてくれるいい奴だ。

顔も悪くないし
背もオレより高いしスポーツもできるけど彼女いないらしい、
世の中って不思議なもんだな。

「俺は坂本の行くとこにどこまでも着いていくつもりだから」

「オレこれからバイトだからついてこられても困るけどな」
こいつマジでついてくるからな…

いい奴なのに他に友達いないのかな、
かわいそうに。

「お前はやく彼女できたらいいのにな、そしたらオレ以外とも遊べるだろ」

西原がまっすぐな眉をへにょんって
下げてすっごい寂しそうな顔した。
心配すんなって!
彼女できたら邪魔しないようにしてやるからな!!

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