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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

ぐっと体が開かれる感触。

痛みとか快感じゃなくって違和感って言うのが一番近いなって
いつも思うけど嫌いじゃない瞬間。

わたしが相手のものになって、
相手も自分のものにしてるみたいな。

「くっそ…お前あれか?チアで運動してるせいか?
すげー狭いわ…」
「あ、うんありがとう」
みんな褒めてくれるよ
っていいそうになったのは飲み込んで
よくわかんないけどお礼を言ってみる。
(前フランツに言ったらすごく真剣な表情でやめとけ…ってさとされたからね)

ホントは一気に入れたいんだろうな、
すっごい我慢してます!って表情だもん。
わたしの中に入ってきてるって事実がいやでも実感できてしまう。

じっくりいそがないで慎重に、
ちょっとじれったいなって思ったのは内緒だよ、

だってそれだけ大事にしてくれてるってことなんだもん。

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