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ちょっとえっちな短篇集

第8章 きみじゃなきゃだめなの後

「…全部入ったな」
「だね、なんか変な気分かも」

お腹の中の一番奥に大好きな人を感じてる。
どっからかじわじわって沸き上がってくるあったかい気持ち。

ぴったりゼロ距離で抱きしめられて
アートのドキドキが伝わってわたしまでどきどきしちゃう。

顔真っ赤かも、
変な顔してるかも、
でもそんなのどうでもいいよね。

恥ずかしかったけど思い切って顔を見たら彼も泣きそうな笑顔で、
「やべ俺すげー嬉しいわ、
おまえとこんなふうになれるなんて」

感慨深そうな、
本当にハッピーなんですって顔で言われるとお腹のなかがきゅんってしちゃう!

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