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キス、そう言えばしてなかったかも。
どんだけいろんなこと吹っ飛ぶくらい夢中で慌ててたのって思うけど。
今更キスってのもらしいかもね。

目をつむるとわたしのなかに彼がいて
一つになってるってのがはっきり感じられる。

しめつけんなよってうめかれたけどいいからキスしてよ。

目をつむってじっと待つ。
このドキドキって凄いステキ。

わたしのリップもグロスも塗ってないくちびるに
ふにって触れた熱。
ぎゅっと痛いくらい抱きしめあってキスをした。

家族のキス兄弟のキスと違った恋人のキス。
彼のくちびるは柔らかくなかったけど
それだけでイッちゃうんじゃないかなってくらい気持ちよくって、

上顎をなぞられたり、
口の中をめちゃくちゃに舐め回されるキスに膝が笑っちゃいそうになる。

「んっ…あ、ねぇもっとして…」