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ちょっとえっちな短篇集

第9章 ナターレの夜に

路上にいたアタシには盗みやかっぱらいが日常で、
盗られる方が間抜けだって今でも考えてる。

マンマの教えのとおりケチなプライドが捨てられなくって、
器用にはなりきれなくって不格好に生きてたけど
可哀想になんて哀れまれて施されるのはごめんだった。
同じなら自分の手で奪ってやる。
与えられるんじゃなくて勝ち取る。得る。
そうやって生きてきて、それが自由だって思ってた。

でもなんだこれ、奪われるみたいに貪られて、
その実すっごい与えられてる!

「やばい、すっげぇ気持ちいい…今までで一番だって絶対!」
大きく腰を動かされて一番奥まで突き上げられる。
「…!クッソ!無茶苦茶しやがって!」

大きくなったアレで今まで入ったことないとこをごりごり広げられて涙がにじむ
腹の中を他人に好き勝手出入りされる不快感とそれを軽く超える快感。

余裕ある振りしてるけどさっきから結構ヤバくて涙も声も勝手に出てくるし
アタシの体なのにアタシのもんじゃないみたいだ。

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