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ちょっとえっちな短篇集

第9章 ナターレの夜に

「あ、さすがにもう限界だ…中で出したい、いいだろ?」
「いいぜ、もう…っ早くぶち撒けな」

余裕ない低い声で耳元に吐息がかかる距離で言われたらダメなんていう気もなくなる。
グロッグやベレッタの9mm弾より熱いやつを発射してくれよ。

激しくなるピストンに耐えながら良すぎて開けられてなかった目を薄く開くと
あのギラギラした視線で射抜かれる。
求められてるって快感が切ないくらい腹の中を締め付けてアタシを堪らなくさせる。

「あっ…っ!クソ!もうアタシもイッちまうから…!」
「ああ、好きだ…イレーネ…オレのヴィットーリア!」

うわ言みたいにあたしの名前を繰り返されてそれがヤケにヨクってアタシに覆いかぶさってる男を抱きしめた

頼りなくなんかない広い背中と綺麗な筋肉、
綺麗な顔はすかした様子なんか微塵もない切羽詰まった顔で、
この男をこんなにさせてるのがアタシだって思うとすげぇいい気分だった。

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