テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

「…長沢…長沢…!」

私を呼ぶのは誰…?

「目を覚ませ…長沢…」

ゆらりと波に漂う意識が少しずつはっきりする。

覚醒
私は目覚めたのだ。

「月曜から居眠りとはいい度胸だな…」
「あ、部長代理…」

やば、会社だった…

私の机の隣に立つ部長代理。
とりあえず笑ってごまかすか、無理そうだな…

昨日結局寝たの3時過ぎてたからな…
7時起きには辛いよ…

地味な中小企業の総務部の私が
魔法少女だなんて誰も思わないもんね…

9時から17時まで請求書や支払いを確認する女!
その真の姿は魔法少女だったのだ!

って違うか、
こっちのOLが真の姿だよね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ