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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

ああ、服半脱ぎのままだわ、
忘れてた。
ボタン止めるの面倒だからこのままでいいか。

どうせ後で着替えるし。

「ぐ…ぐぬぬ…おのれ下級動物め…」

頭をさすりながら元山中さんがふらふらと立ち上がった。

ああ、もっと忘れてたわ。

整えられていた髪は乱れて
細面の顔はずる賢そうな表情をしている。
もう素敵な男性だなんてちっとも思えなかった。

…さっきは良くも騙してくれたわね!
私から騙されに行ったんだけどってとこはまぁおいておくとして。

許せない!
乙女(処女的な意味でも)の心をもてあそぶなんて!

絶対に許さないんだから!

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