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ちょっとえっちな短篇集

第10章 魔法少女29歳

チッポ君は滔々と続ける。

「な、なんだと…お前を神と崇めろというのか…」

「そうだッチ…それによって万に一つ、お前は救われるかもしれんッチ…」

全長30cm(垂れている耳を含まない状態で)の
チッポ君に顔中を蹴られまくっていた上に
謎の説法に耳を傾ける様子は敵ながら情けない。

だけどちょっといやな予感もする。

チッポ君が調子に乗りすぎてる
ってのもあるんだけど
あまりにも手ごたえがなさ過ぎるような…

だってこいつ幹部って言ってなかったっけ?

「いつまで目を閉じてるッチか?
新たな神の存在をその目に焼き付けろっち」

額がくっつきそうなくらい顔を近づけて
その閉じた目を覗き込むチッポ君。

あ、これはいけない!

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