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ちょっとえっちな短篇集

第3章 DIVE

「いやぁー淳一くんたら今日もいい飲みっぷりだったねーなになに?人のおごりの酒はうまいってかー?
もうちょっと加減してよねーあたしの財布のことも考えろー!」

まさしく酔っぱらい。
と言った光の様子に家まで送り届けることを思って心底うんざりする。
おごるからの言葉に、
やけ酒って単語を聞かなかったふりをしたことを淳一は後悔していた。
肩を貸したのも良くなかった。とても酒臭い。

駅で捨てておけばよかった、いやその前に店の前で、
いやそもそも店に行かなきゃよかったんだ。
まったく今日はどうかしてたんだ。

クソ、捨てて帰りたい…
と思うものの、完全に酔っ払っているとはいえ、光は外見だけ見るとまぁ悪くない。
きれいなストレートの黒髪、高めの背、胸は大きくないけどスタイルはモデル並み。
キツそうな目つきは酒気のせいでとろとろに潤んで隙だらけだった。

ダメだ、
これを置いておくのはさすがにダメだ。

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