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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

だが日が出てしまえばおしまいだ、
この闇夜でなければ

しかし幾日も前から潜入して
心当たりのある場所は探した後だ、

残るは人の多い場所か

見つからなければ日を改めるしかないが
そんなことはしたくない

やはり今見つけなくてはいけないのだ


ああ、それにしてもやけに喉が渇く、

今日の自分は働き過ぎだ、
水を飲んでも罰は当たるまい


行灯の明かりを頼りに台所を目指す。
誰もいないようだ、都合がいい。

水を一杯いただいていこう

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