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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

「どうだ身動きもとれまい」

台所に貯蔵されていた芋蔓で
女を後ろ手に縛り抵抗を封じた。

「上が死んだのだ、
もう戦をすることもないのだから
これも使わないだろう」

味噌で煮染められた縄は
女の手首をきつく絡めている。

口も塞ぎたかったが
いくつか聞かなければいけないこともある。

飯炊き女にここまでする必要もなかったが
騒がれてはまずい

ならばこんなことをしている場合ではないのだが
男の欲は膨れ上がり
はきださなければおさまりそうになかった。

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