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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

行灯の明かりがゆらゆらと踊ると
艶やかに濡れた女の女陰もまた
光を受けててらてらと光った。

「女には隠す場所がたくさんあるからのう」

着物に持っていなくとも
体内に隠しているかも知れぬ

そういいつつも
本当に女が膣の中に巻物を隠しているとは思っていない。

これはもっともらしい正当性など何もない
己の言い訳の元に行われる
一方的な精の発散なのだ。

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