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ちょっとえっちな短篇集

第13章 しのぶれど

抱かれなれた体だ。

「こうやってお前は夜伽に上がり
幾度も精を受けたんだろう、
それだけではないな
どのようなものをあの狒々爺に入れられたのか教えるんだ、
その中に巻物はなかったか」

「ああ、おやめください、
私は寵愛いただいておりましたが
けっしてそのような」

腰を動かし執拗な男の指攻めから
逃れようとしているのだろう

だがそれは男を誘うみだらな舞のようにしか見えなかった。

この女は男を誘う手管に長けているのか、
それとも天性のものなのだろうか。

きつく進入を拒んだ女陰は
もうしどどに濡れ滴っている。

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