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ちょっとえっちな短篇集

第3章 DIVE

意識をそらすように目線を逸らせば壁には卑猥な落書きの数々、
案外みんな下品なのかもしれない。
秋の近い夜風が曝け出した下腹部を冷やした。

「ん、もういいかなーいやぁーこんなに大きくなっておねーさんは嬉しいよ」
ちゅる…と音を立てて唇を離す。
口内で育てられたそれは痛いくらい猛っていた。

「てめぇに育てられた覚えはねぇよ」
「大きくしたのはあたしだけど?」
「チッ…」

光が乱れた髪を耳にかけ笑う、黒い髪から覗く白い耳では複数個のピアスが光った。
「まぁいいや、早くしてくんない?」
コンクリートの壁に左手を付き、尻をこちらに突き出す。
長い爪がスカートを手繰り白い臀部を曝け出した。

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