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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

クスクスと笑いあって
私は仕様人服の釦を外しました。

目の見えない悠一郎様が
不便でないようにです。

私は悠一郎様のためなら
なんだっていたします。

「僕の目が見えないのは
仕方ない事だと思うけど、
この時は本当に見えたらいいと思うんだ」

悠一郎様の手がわたしの顔を触ります。

額、眉毛、瞼、まつ毛

目が見えない悠一郎様は
ひとつひとつの形を手で触って
確かめるのです。

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