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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「悠一郎様が見えない分も
私が悠一郎様の目になりますから」

悠一郎様の手を取り私の胸に導きます。

「やわらかいね、それに暖かい…
さやかの心臓の鼓動がわかるよ」

「心臓が早くなって当たり前です
悠一郎様が私に触れているのが見えるとあ
ドキドキしてしまいますもの」ああー
あー
「じゃあもっとドキドキしてもらおうかな
てんうねぇさやかの綺麗な声、
もっと聞かせておくれ」

胸に置いた手でそっと押し倒されます。
ふかふかのベッドは私が今まで寝ていた固い床とは違います。

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