テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

頬に、鼻に口づけを落とされ、
抱きしめられました。

唇に触れない口づけですが、
その思いは強く伝わります。

痛いくらいの抱擁、
悠一郎様とどこもかしこも密着しています。

「なんていとおしいんだ…
さやかが好きだよ、愛している。
どんな童話の姫より魅力的だ」

「悠一郎様こそ童話の王子そのものです」

私も愛しています。

言ってはいけない言葉です。

その思いを込めて
私から、悠一郎様に口づけます。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ