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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「どうして?君の身分なんてどうにでもできる!」

「身分もですが私はダメです…
たくさん問題があるのです」

「そんなものなんだって言うんだ!
僕たちが愛し合っている事の方が大切だよ」

心からそう思って疑わない様子の
悠一郎様を見ると苦しくなります。

この方はこんなに、
お顔も心も美しいのに…

「君はお姫様なんだ、
今はまだ灰をかぶっているけど
美しくて聡明な姫だ
幸せな結末がこなくてはおかしいだろう」

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