テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「今日は何の話を読んでくれるんだい?
さやかに本を読んでもらうと
とても良く眠れるんだよ」

あれだけ眠られたのに悠一郎様は
今にも寝いってしまいそうな様子でした。

お薬が効いているのでその副作用でしょう。

それでも私はそんなことは言いません。

誠二様との約束だからです。

「そうですね、何にいたしましょうか」

グリムにしますか?
イソップになさいますか、
童話以外にもたくさんございます

ストーリーメニュー

TOPTOPへ