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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

「今日はそうだね、
新聞にしてくれるかい?
新聞を読むさやかの声も好きなんだ」

「はい、かしこまりました」

悠一郎様は世の中のことを知るためにと
以前は毎日新聞をお読みしておりましたが
最近は童話の方を好まれています。

私は新聞に書かれた
センセーショナルな事件を読み上げます。

あそこで人が死んだ、
ここで殺されたなど

毎日たくさんの事件がありますが
次々に新しい事件が起こり
忘れられていくのでしょう。

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