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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

悠一郎様も記事が気になるわけではない
とおっしゃっておりました。

このお屋敷に長い間いると、
読み上げている私もこの事件が
同じ世界で起こっていることが
信じられません

このお屋敷はあたたかく平和で
穏やかな時が流れている

童話の世界で良く出てくる
森の中に一軒だけあるお家なのです。

外の世界の事など関係ないのです。

目をつむってわたしの声に耳を傾けている
悠一郎様はとても機嫌が良さそうです。

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