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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

それを取りやめたから
誠二様は今もこの家の当主を
勤め続けられるのです。

幾重もの呪いで
がんじがらめになった悠一郎様
はすぅすぅと寝息を立て始めました。

お美しい人形のようなお顔、
私なんて比べようもありません


醜く生まれついた私は
美しい物が大好きです。

それを自分のものにしたいのです。

綺麗な着物や宝石は
自分のものにするのも簡単でしたが
悠一郎様は簡単に手に入るような
ものではありません。

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