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ちょっとえっちな短篇集

第14章 王子様は目覚めない

呪いで醜いカエルにされた王子は
王女に求婚し、王女様のベッドに入り、
怒りをかって壁に投げつけて殺されました。

カエルより醜いと知られたら
私は悠一郎様のおそばに居られません。

申し訳ない事をしていると
私はいつも自分を責めています。

でもそれと同時に

誠二様に、
悠一郎様を殺めるのはやめましょう
と提言したわたしは悠一郎様の恩人であると
傲慢にも思ってしまっているのです。

身分の低いまともでない者に兄を殺させ、
その後一緒に始末すればいい
と考えていた誠二様の計画は杜撰で

あのままでは誠二様が罪に問われるのは
避けられませんでした。

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