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ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

「ってお前それをオレに聞くわけ?」

しかもこの状況で。
ってすっごい嫌そうな顔をされた。

えーなんだよいいじゃーん
何か問題でもある?
君はアートの友達でしょ?

ベッドでごろごろしてるヒゲ野郎とは
さっき一回したばっかで、
ここは彼の部屋で、
彼はアートの友達で、
わたしのボーイフレンドで、
アートはわたしの義理の兄。

ほら何にも問題ないじゃない。

「だってフランツはアートの友達でしょ?
なら女の子の好みだってわかるんじゃない?
わたしに振り向かない理由も」

「だからそれをオレに聞くなっての…」

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