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ちょっとえっちな短篇集

第4章 きみじゃなきゃだめなの

うんざりって顔したままのフランツはいい友達だ。

かっこいいしすっごいやさしいしわたしのことかわいいっていってくれる。
金髪も青い目も甘い顔立ちも好き。
彼のことを好きって子がわたしの友達にもたくさんいるのもわかる。
(でも絶対おすすめしないけど)

「オレはエミリーが好きだよ、かわいいし妹みたいに大切に思ってる。…だからあいつはやめとけ、」
真剣な表情、でもこれもいつものお決まりの台詞。

「あいつはお前を幸せになんかしないよ、義理の兄弟って言うんじゃなくてあいつはそう言うやつなんだ。」

義理の兄ってのはわたしも気にしてないけどアートがオススメされない理由もわかる。
親友のはずのフランツにここまで言わせるだけのことはあるよあの人。

でもそう言う彼がすきなんだからもう仕方ないよね。

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