テキストサイズ

ちょっとえっちな短篇集

第5章 ひねもすのたり

うちの倉庫のような物置のような(なんていうんだろこういうの東京にはなかった)からビーサンと麦わら帽もって。
8月の日差しはきついから。
私はたかしほど真っ黒になりたくないし、焼けすぎると腫れちゃうし。

今でこそ私も黒くなって東京もんって言われることもなくなったけどやっぱこっちの人って独特。
日に焼けて、潮にやられてした彼らはそうじゃないものを排除しようとするけど
一度懐に入れるとすっごい優しい。
その輪から出ようとするとどうなるのかはわからないけど。


ていうかなんでじんめなんか。あんなん誰も取りはしないのに。
大体季節じゃないし。

貝は冬がおいしいって言うのもこっちに来るまでぜんぜん知らなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ