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ちょっとえっちな短篇集

第5章 ひねもすのたり

「いもらはやめ!投げるならうみうしにせぇ!」

そういったたかしが振りかぶって何かを投げる。

私に向かって投げられたそれがパーカーの胸元に被弾すると
パーカーが黄色とも紫ともつかない粘液に染まった。

うわああああああ

別に海用のどうでもいい服だけどさ!

片手で抑えてた浮き輪を岩に投げて肩まで海につかってゴシゴシ擦る。
…落ちない

これウミウシか!
大きいあめふらしと違って3cmくらいの、
色がすっごい鮮やかで青や紫オレンジなの
最近個人で飼う人も増えてるらしいね。
見た目はウミウシのほうが全然綺麗で可愛いけど
粘液出すのはこっちも一緒。

麦わら帽も外してパーカーを脱いで洗ったらだいぶ落ちた気がした。

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