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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

「僕は…何者なんだろう。」

凛丸は誰に問いかけるでも無く、口にした。

現在の両親に拾われる以前の記憶…
そこに全てがあるはず。

自分という存在に対する不信感…

凛丸は孤独に自分の中でそれを考え続けた。

:

坂を登って数分、足の早い渋谷にようやく追いつき、目的地は目の前に現れた。


"白い家"


その名の通り白い。

真っ白な鉄筋コンクリート製

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