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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

「え!?じゃあもしかして後部座席を…!」

「はぁ?」

「あ…!いや…!あの…!鏡音さんのあれは…偶然って言うか…その…!!」


凛丸は必死に鏡音との事を説明しようとした。
だが焦り過ぎて渋谷には少しも伝わっていないようだ。


「何言ってんだテメー。訳分かんね。」


どうやら渋谷は後部座席の光景を見ていないようだ。
事情を知らない人が見たら、明らかに一夜で何かあったかのような光景だ。

凛丸は安心した。偶然とは言えあれを見られてたら致命的だ。


「…あぁ…良かった。渋谷さんは見てないんですね…」

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