
案内屋 〜アンナイヤ〜
第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二
"植物状態"
恐ろしい現実だ。
それが自分達の居る世界の 「現実。」
「…鏡音さんの受けたダメージ、僕のパラサイテイックブレイドの治癒能力でなんとななりませんかね…?」
凛丸の提案に渋谷は迷った
腕を組んで眉間にシワを寄せている。
「…あれはなぁ…多分外傷にしか効かないと思うんだ。」
「え、どういうことですか?」
「つまりな、きさらぎ駅の時に俺はズタボロにされたろ?その時お前のDCAの力で傷は癒えたが、精神的な疲労は何一つ回復しなかった。つまり、鏡音の精神ダメージは治癒出来ないと思うんだ。むしろ、下手に手を出さない方が良いと思う。」
恐ろしい現実だ。
それが自分達の居る世界の 「現実。」
「…鏡音さんの受けたダメージ、僕のパラサイテイックブレイドの治癒能力でなんとななりませんかね…?」
凛丸の提案に渋谷は迷った
腕を組んで眉間にシワを寄せている。
「…あれはなぁ…多分外傷にしか効かないと思うんだ。」
「え、どういうことですか?」
「つまりな、きさらぎ駅の時に俺はズタボロにされたろ?その時お前のDCAの力で傷は癒えたが、精神的な疲労は何一つ回復しなかった。つまり、鏡音の精神ダメージは治癒出来ないと思うんだ。むしろ、下手に手を出さない方が良いと思う。」
