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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

複雑な説明だが、内容はわりと分かり易かった。
だが同時に、凛丸は底知れない無力さを感じた。


ー自分には、何も出来ない。ー


「…そうですか…。」

「まぁそんなに悩むな。テメーが落ち込んでも状況は変わらねぇ。」


力を手に入れた。居場所を手に入れた。
しかし、仲間を守ることが出来ない。
僕は無力だ…


「…力だ…。」

「あ?」

「僕は…無力だ…!」

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