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案内屋 〜アンナイヤ〜

第9章 パラレル いん ざ ハイウェイ 其ノ一

カフェを出て、一時間歩く

着いたのは新宿駅。

そこから各駅停車を何度か乗り継ぎ、ある場所へやって来た。


埼玉県秩父市。


鏡音は一人、町を歩く。

ほどよく街でほどよく田舎の、当たり前の風景。


30分ほど歩き、ある家に辿り着く。


表札には「月白」とある。
母の実家、つまり祖母の家。

補足すると鏡音の父、月白恭二は月白家の婿。

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