私立愛鷹学園高等部
第13章 *悲しい嘘と真実*
「旗四部と行きたいんだ。」
「わゎっ!!!」
ーグイッ
新山はオレの手を強引に引き
食堂へ向かった。
ヤバイって!!!
オレ手汗かいてないよな!!!!?
こんなに強く握られたらマジ無理!!!
絶対顔赤いしもうむり…///
「旗四部?歩くの遅くね?」
「や、なんでもないですっ!!!」
「恥ずいとか考えてたんだろ。誰も見てないんだし照れることないから。
それに…
本当は今すぐ脱がして犯したいんだからな。」
「なっ…////」
嘘だろ?新山がここまでオレを想ってくれてるとか思ってなかった。
どうしよ…
好き、すっげぇ好き。
照れを隠すため強引に手を引くのも
握る手がキツくなってるとこも
オレに向けてる背中も、全部好き。
誰にも見せたくないくらい好きで
新山が学校に行くのも嫌な程好き。
好きなんかじゃ足りない…