私立愛鷹学園高等部
第13章 *悲しい嘘と真実*
「前々から言おうとしてて、中々言えなかったから、聞いてほしい。
オレが新山を好きになったのは小2の時だった。
オレん家の近所にさ、小さい公園あんだよ。小学校上がる前から行ってた。
でも、小2の時から小5くらいの奴等にいじめ受けちゃって、じいさんにも言えなくて公園に通い続けたんだ。
で、ある日、中3の新山がオレを助けてくれた。
そっから遊んでもらうようになって、
それが6月な。
新山中3で受験生だろ?遊べなくなってきて、ずっと待ってて、そしたら
2月くらいに受かった話聞いて、また遊んで、
ずっと会えなかったから嬉しくて、
遊んだ時にさ、事故チューして、ドキドキして…
そん時に『あぁ、この人が好きなんだ…』って思ってさ…」
「そか…辛かったな…」