私立愛鷹学園高等部
第13章 *悲しい嘘と真実*
「まだ続きあるぜ?
新山は高校生になったろ。忙しくって滅多に会えなくなって、苦しくて、
寂しくて…
だからさ、中学上がった時ヤりまっくてたろ?それが理由なんだよ。
新山を忘れようとしたから、女を遊び回して、でも無理だった。
むしろ事故チューの時に新山が照れた顔が、鮮明に思いでてきて、
やっぱり…やっぱりっ……オレ…
新山が、好きっ…」
無意識に涙が出た。
新山と一ノ瀬が付き合ってるなんて、
やっぱ信じたくない。
諦めたくないんだっ…
「泣くな、大丈夫。新山は絶対お前のところに来るさ。」
「そうだよ…夾は泣かないで!!」
「そうです、夾が泣いてたら嫌です!!
笑ってて、ほしいです…
さ、気を直して、朝食にしましょう!!」
「ありがとうっ…だよな…あぁ…!!!」
落ち込んでても仕方ないな…
そしてオレらは屋上を出た。