私立愛鷹学園高等部
第14章 *すれ違った心の行方*
-翔side-
あーもう!!!
何してくれてんだよ新山!!!!
オレあきらめたのに
一ノ瀬と付き合ってるだと!!?
ありえねぇ!!
そのせいで夾は休むし
可哀想すぎんだろ!!
放課後あいつの部屋に押し掛けて説教してやる…!!!
「翔?イラついてどうしました?」
「お昼ご飯の時にイラつくなんて
なんだが珍しいんじゃない?」
「え?あー…ごめん。朝の思い出したら、なんか、さ…」
「…あぁ、一ノ瀬と新山ですね。」
「ま、オレは新山の方がムカつくけどね…あはははは…」
「翔の笑いが黒いよww まぁそうだよね、夾を裏切ったのは新山だし。」
「そ。だからさ、放課後あいつんとこに行こうかなって……来る?」
「勿論ですよ。シメましょうか。」
「いーねー!!僕も行きたい!!
せっかくだし、アレ来てこうよ!!!」
「それ…名案!!準備しようぜ!!!」
オレらは準備のために各自の寮室へ戻った。