私立愛鷹学園高等部
第14章 *すれ違った心の行方*
「相っ、澤…!!穏やか、な、お前はどこにっ…!!!」
「バカだなぁ先生。誠人はメガネ取ると黒くなりやすいんだよ?」
「…早く言えーーー!!!」
なんか誠人が
いつもに増して黒いなぁ…
そろそろ止めなきゃ新山死にそう…
「誠人すとっぷ。説教する前に死んじゃうだろ。」
「あ、そうか。失礼しました♪」
ードサッ
誠人は新山をベッドに落とす。
「ぅぐっ……ま、じ……死ぬ…」
「ま、なんで怒ってるかわかったよな。新山は、夾にとっての全てだ。」
「全てって………それほど沢山過ごしてないだろう?」
「あーもう…中3新山ヒカリ、小2旗四部夾。」
「……!!!」
「やっとわかったかアホ教師。」