私立愛鷹学園高等部
第18章 *逸れた軌道*
-夾side-
ふぅ…
涙出さないで乗りきれたな…
新山泣いてたけど、父さん、
なんかやり過ぎたかもしれない…
『夾、そいつんコト、好きか?』
『あ、あぁ//好きだよ…』
『なら、冷たくしてやれ。』
『冷…たく……』
『あぁ、きっとそいつは、好きが当たり前になってるから気持ちが曖昧になってるんだ。きっとだけどな。』
『そんなもん…なのか…?』
『あぁ、そうさ。喧嘩したっていいんだ。やり直せ無くてもいいんだ。どう思われたいかじゃなくて、自分がどうしたいか…考えなさい。』
間違って…ないよな…?
やり過ぎた気もするけど……
新山への気持ちはちゃんとある。
ただ、リセットしねぇと…
「あれ?夾じゃん、もうお帰りですかぁ?一発しかヤッてないの?」
「いや、ヤッてないよ。別れた。」
「…………はぁぁぁぁあ!!!!!?何!!!
なんで!!!?どゆこと!!!!?」