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私立愛鷹学園高等部

第3章 *数学の授業*

-翔side-



あ、数学終わった。


「終わりましたね。夾のこと、ここで待ちますか?」

「あぁ、来るの待とうぜ。」

メールに『花火とっておけ』ってあったし。


「…にしてもさぁ、夾ってなんで数学とHRだけ出てるの?」

渉也がふと質問した。
きちんと考えてみればおかしいよな。

新山となんかあるとしか考えらんねぇよな…


「やっぱり…新山と何かあるんですかね。えと、例えば…新山のことが好きとか。」

「えー!!!!?夾にかぎってそれはないでしょー!!!!」


「いや、わかんねぇよ?新山イケメンだし、背ぇ高いし、声低いし、かっこよくねぇ?」


…確かにそうだ。
新山はなんでもできるイケメンだ。

夾が新山を好きになっても
変じゃない。


ヤバイかもしれない。
夾が…新山のものになるかもしれない。

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