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俺の小さなお姫様

第8章 第八章 母さん


家に母親なんかいねぇぞ…。


「そいつ、その女ってどんな奴でしたか?」


ボケッとしている先生に突っかかる。


「え?

…そうねぇ、金髪の外人さんだったわよ。
あなた達と同じグレーの瞳をした凄い美人さん!

素敵なお母さんね?」


先生がにっこり笑いかけてくる



「母親なんかじゃねーよ」



俺はそう言い残して、家に向かって全力で走った




くそっ、何で今更あの女が出てくんだよ!

金髪にグレーの瞳、母親ぐらいに見られる年頃…。

アイツしかいねぇ…。





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