俺の小さなお姫様
第1章 第一章 メリークリスマス
ー青葉孤児院ー
「今晩はー、連絡していた椎山です」
奥から園長先生っぽい人が優しそうな顔で出てきた。
「あら、あなたが遥斗君?
寒かったでしょ。どうぞ上がって行って」
「はい。お邪魔します」
廊下にはまだ幼い子供達や小学生ぐらいの
子達が俺を物珍しそうに見てきた
あんまじろじろ見ないでくんねーかな
恥ずかしいし。
「愛ちゃん、ずっとあなたの事待ってたのよ。優しくしてあげてね。」
「わかりました。が、頑張ります!」
「ふふっ
そんなに緊張しなくても大丈夫。
さ、着いたわよ」