俺の小さなお姫様
第10章 第十章 梓の素性
あれから、やっと落ち着いてみんなでオムライスを食べた。
チラッと前をみると満足そーにオムライスを間食したガキんちょが口の周りにケチャップをつけて梓と楽しそーに話している。
「あーい?口の周りにケチャップついてんぞ。」
「えーどこ?」
服の袖で拭こうとしたガキんちょの手を慌てて止める。
「バカ。服使うんじゃねーよ!
ったく、ほらこっち向いて?」
そう言ってタオルでガキんちょの口の周りを拭いてやった。
にしても、危なかった…。服にケチャップ着いたら洗濯すんの大変なんだよ(笑)
間一髪ってヤツだな。
「よしっ、キレイになった!」
「えへへ。キレイキレイ♪」
ほんとに目離せねーなガキんちょ(笑)
ま、別にいいけど