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俺の小さなお姫様

第10章 第十章 梓の素性



内心ほっとしながら、ベッドに腰掛ける。

「で、遥は何しに来たわけ?」

「別に用はないけど…。

つか、さっきからお前何書いてんの?」


心配して様子見に来たなんて、死んでも言いたくねー(笑)

何とか話しを反らして、梓の机を覗きに行く。


…!


「あ、これ?洋服のデッサンだよ。

学校は通い始めたばっかりだけど、こーゆー風にデザインとか考えて作ったりとかは結構前からやってきてたし。

今でもたまにやるんだよねー♪」


そう言いながら、さっきまで書いてたデッサンを俺の目の前に広げてみせた。


さっき見た時も驚いたけどコイツ…。

かなり才能あると思う。


なんつーか、初めて他人の書いたデッサン見て着てみたいと思ったかもしんねぇ。


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