俺の小さなお姫様
第4章 第四章 俺の彼女
「この子が…?」
美羽がじぃーっと愛を見る
「そ、だからあんま大きな声出すなよ。
愛が泣き出したらどーすんだよっ!」
愛を床に降ろして美羽と向かい合う
「それとこれは話が違うでしょ!
私はただ、クリスマスぐらいは遥斗と一緒に居たかっただけなのにっ!」
「だから、愛の引き取り準備で今年は無理だって言っただろ?
何回言わせんだよ!」
だんだん言い争いが激しくなってきたな。
キュッ
不意に愛が俺のズボンの下を引っ張った。
「けんか…。しないで」
愛…。
また、怖い思いさせちまった
ガキってほんと人の感情に敏感なんだなー。